8月28日、いつもの場所で鮎の友釣り、用意したおとり鮎3匹、どれも元気がなく泳がない、もともと弱っているのか、暑さのせいか。
最初のおとり鮎、瀬の頭で2尾掛けたがどれも水中で逃げられた。すっかり弱ってひっくり返った、もうダメ。
次のおとり鮎はトロ場のよれで泳がせるが全然釣れない、その後まるで泳がなくなってリタイア。
最後のおとり鮎、こうなったら思い切って上流の急流で釣るしかない。普通に釣ったら、浮かんで流されてしまうので思いっきり竿先を倒して何とか沈める。下手くそ不器用なのでおもりや背針は使えないのだ。何とか沈んだら竿先を静かに上げる、また浮かんでくるのでまた竿先を水面近くまで倒す、それを繰り返して下流へ移動するのだ。すると何を血迷ったか、グーンとおとり鮎が下流へすごい力で引っ張られ、結構大きなアユが釣れちゃった。ようしこの釣れたアユをおとりにすると何尾か釣れるに違いないと喜んだが、そのアユは掛かりどころが悪かったのか即ご臨終。おとり鮎もひっくり返った。
もっと上流へ移動してトロ瀬を釣ることにしたが、問題はおとり鮎、すべて弱って泳がないが一匹だけ鼻面を引っ張ると少しだけ首をふってゆったり泳ぐ鮎がいた。そのアユでトロ瀬を釣ってみたがまるで当たりがない。釣れないままどんどん下流へ移動するとトロ場になってしまった。これだけ頑張ってもダメなのだからあきらめが肝心、もう帰るかと思いながら一番深い場所に沈めて竿先をちょんちょんしていたらビクビクと明確な当たり、友釣りでこんな当たり初めてだ。小さいが何とかおとり鮎に使えような鮎が釣れた。こんなトロ場で殆どひっくり返そうな瀕死のおとり鮎で釣れるなんて不思議だなあ。そのアユをおとりに釣れなかったトロ瀬で釣ってみるがまるでダメ。念のためさっき釣れたトロ場でもやってみたがダメ。
大きなアユが釣れた急流へ再挑戦。トロ場で釣れた小さな鮎をおとりに何とか急流の芯へ沈めるとすぐ下流へ引っ張られて大きな鮎が釣れた。その後も釣れ続け何とかつ抜け越え達成。10時半ごろから釣り始めて二尾しか釣れなかったのに、午後3時半ごろから釣れ始めたのだ。下手くそで貧弱な釣り道具でつ抜けはめったになかったのに珍しい。最初に釣れなかったトロ場でも何尾か釣れた。8月末の30度超える暑い夏、夕方から釣れてくるのかな。